結構前に「誕生日に辛い思いをした」という記事を書きました。
ただ愚痴を吐き出すように書いた記事だったのですが、検索順位がそこまで高いわけでもないのに、そこそこアクセスされています。
「もしかしたらうつ病の知り合いの誕生日を祝いたくて悩んでいる人が結構いるのではないか?」と思い、現在進行形でうつ病の僕が、誕生日に嫌な思いをした僕が、経験をもとに誕生日にどう接したら良いかまとめます。
少しでも多くのうつ病の人が誕生日に苦しみませんように。
祝っていいかどうか、選択権は相手に与えること
誕生日を祝っていいかどうか、事前に確認を取りましょう。
確認の仕方ですが、面と向かっては避けてください。断りにくいですから…。
メールやLINEで確認しましょう。伝えることは2点。
- 誕生日が近いねということ
- できればお祝いしたいなぁということ
あとは相手に任せましょう。
押し付けないように注意してください。「できればでいいから」という謙虚な気持ちを出してください。
例外として、うつ病の人が交友関係の多い人の場合です。
いろんな人から連絡がきてつらい思いをしていることと考えられます。
そういった場合は、無理に祝おうとせず、日にちをずらしてお祝いしてあげてください。
できるだけ相手が負担にならないようにしてあげてください。
誕生日のうつ病の人の気持ち
僕の誕生日の時の気持ちを書きます。
とにかく絶望感でいっぱいでした。
半年以上切っていない髪の毛はボサボサ。ヒゲボーボー。毎日号泣して、パニックになって。どうしようもなくなり、首を吊る。失敗してまた号泣する。
こんな状態でまた歳が一つ増える現実。これから先どうなるのか将来に対する不安と恐怖。
誕生日どころじゃありませんでした。
「おめでたくない」です。
僕の場合はとにかく何もして欲しくありませんでした。
時間が経っていることを感じたくなかったです。
うつ病の人の誕生日に絶対にしてはいけないこと
サプライズ演出
相手がどんな精神状態かわからない中で、驚かせるのは一番危険な行為です。
絶対にやめてください。
とにかく会いたい
できれば会うことも避けたほうがいいでしょう。
見た目は普通に見えるかもしれませんが、それは頑張って気丈に振る舞っているからです。
無理をさせないでください。負担をかけないでください。
押し付ける
僕は母親にケーキを出され、手をつけないで部屋に戻ろうとすると、「ケーキあるで!」「ケーキくらい食べれるやろ!」「なぁ!」「なぁ!!」とまくし立てられて、すごく苦しい思いをしました。
お祝いの押し付けは絶対にやめましょう。
気がつけば誕生日当日だった場合は?
うつ病の人の誕生日を祝う一番いい方法は「事前に確認をすること」です。
ですが、気づけば誕生日当日!どうすれば!なんてこともあると思います。
そんな時は、落ち着いて、メールやLINEで質素に祝福の気持ちを伝えてください。
内容も2〜3行で抑えましょう。
相手に気を使わせないようにしてあげてください。
相手の状況がわからないのであれば「何もしない」というのも全然ありです。
数日後、数ヶ月後に遅れて「そういえば、おめでとう」という形の方が喜ばれることが多いです。
僕の場合、1ヶ月後に祝ってくれる人がいて、本当に助かりました。
誕生日当日は絶望的な精神状態だったので、連絡が取れるくらい精神状態が落ち着いている日に祝ってもらえて、よかったと感じました。
そのお祝い、自己満足になっていませんか?
祝うという行為は相手が喜んで楽な気持ちになって初めて成立します。
うつ病の人からすると、祝おうと近づいてくる人は、断りにくく、とても気の使う相手です。
相手に傷つけているという自覚がないのでとてもタチの悪い相手です。
細心の注意を払ってください。
誕生日が人生最後の日になってもおかしくありません。
最後に
僕はいつもは毎日、日々の鬱憤を晴らすような日記を書いているのですが、今日は久しぶりに誰かに読んで欲しくて何かを書きました。
この記事ができるだけ多くのうつ病の人の知り合いに読んでもらって、うつ病の人ができるだけ楽な誕生日を過ごしてもらえるように祈っています。
僕は苦しくてもなんとか今日まで生きていますが、誕生日の苦しみは死んでもおかしくない苦しみです。
一人でも多くの人に生きててよかったと思って欲しい。
以上、ここまでご覧いただきありがとうございました。
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