気分が沈む、何もやる気が出ない。明らかにうつ病と呼ばれる症状だろうけど、病院には行きたくないと言う人は多いと思います。
私もそうでした。
精神科に行ってしまうとおしまいだ。とか、自分の心の弱さを認めたことになる。とか、甘えだ。とか、嫌なイメージばかり浮かんでしまいます。
個人的な感想を率直に言いますと、精神科に行ってもあんまり意味ないです(笑)
先生は嫌な人が多く、話聞いてくれないですし、聞いても的外れなこと言われたり、説教じみたことが始まったり。。。
病院では待たされるし、待合室では変な人が多いですし。
病院での体験談は以下に載せています。よかったらご覧ください。
病院の記録
でも、今では私は気軽に病院に行きます。病院をうまく使うことを覚えて気が楽になったからです。
この記事では精神病院を気軽に利用するにあたっての心構えをお伝えします。
精神病院の使う目的
精神病院をうつ病を治すための病院だと思っていませんか?実はそうではなく、多分お医者さんもそう思ってません。(私の勝手な主観ですが)
うつ病でお医者さんがやってくれるのは2つです。
- 薬をくれる
- 診断書を書いてくれる
お医者さんはいろいろ話しかけてきて、合いそうな薬を処方してくれます。
人によっては話を聞いてくれる人もいますが、基本的にはどんな症状が出てるか?薬を飲んだらどう変わったか?しか気にしてません。
そういう機関なので、この2つを目的に病院に行くことになります。
薬をもらう
うつ病の薬と聞いていいイメージを持つ人は少ないと思います。うつ病は心の風邪とはよく言ったもので、風邪と同じような感じで薬を飲みます。
風邪でも熱とか咳が我慢できそうなら、薬を飲まずに過ごす人はいますが、流石にインフルエンザレベルだと薬に頼らざるを得ないですよね?
それと同じでうつ病の薬も、不眠やネガティブな気持ちが離れなかったり、気分が沈みすぎて何もできなくなったり、最終的には自殺願望まで出てしまい、自分ではコントロールできなくなった時に飲むものです。
精神病院以外のクリニックや病院でも薬や治療はしますが、風邪になる原因を調べて止めろと強制したりしないですよね?せいぜい、手洗いうがいしてね。くらいだと思います。
精神病院でも、医者から言われるのは、休んでください。寝てください。だけです。原因を取り除くのは本人の問題なので、どの病院でも対処療法が基本的なのは変わりありません。
診断書をもらう
うつ病になる原因の一つに仕事があると思います。企業にとって、病院の言うことは絶対で、ドクターストップを無視して従業員に何かさせることはできません。(私もよく知りませんが、法律的にダメみたいです。医師の診断を無視して訴訟問題になったら負けるのは明らかですから、そう言うことなのかなぁと思っています。)
なので、どうしても本人だけで職場の問題に対処できない時は、精神病院にお願いして、診断書をもらい、会社を休職したり、給付金の手続きを行ったりします。
要するに?
精神病院の役割は、しんどくてどうしようもない時に、薬で楽になって診断書を使って休職や傷病手当などのの手続きを行うために行くもの。
精神病院でやること
精神科に行くと、まず聞かれるのは「どうしました?」です。
通常の病院だと、「熱があって…」とか「咳がでて…」とか簡単に説明できますが、精神科ではこれが非常に難しいんですよね。私も戸惑いました。
ですが、気にせずに現在辛いことを伝えましょう。
「夜寝れない」「涙が出る」「過呼吸」「全く動けなくなる」
そして、場合によっては何がなくなれば楽になるか伝えましょう。
「会社で残業を強要され、帰れない」「会社でパワハラを受けている」「休みたいから診断書をください」
ただ、診断書が役に立つのは対企業の場合です。
家族からひどい仕打ちを受けている場合や恋人からひどい振られ方をされたなどは診断書をもらっても仕方がないため、薬をもらって辛い気持ちを和らげることくらいしかできません。
(どうしても会社を少し休みたい場合は診断書をもらって休職の交渉ができることもあるかもしれませんが)
それからは最初の薬をもらい、治療が始まりますが、薬が自分に合うかどうかは飲んでみないとわかりません。
最初のうちは1週間や2週間ペースで通院し、薬を飲んだ結果をお医者さんに伝え、以前と比べて何が変わったか?を会話します。それで薬の量や種類を調整して合う配分を見ていくことになります。
安定してきたら1ヶ月〜3ヶ月に変更していきます。
ここで厄介なのが、「一生薬を飲んだ方がいい」などと言ってくる医者もいるのでお医者さんの言うことを鵜呑みにしないこともいい場合があります。稀ですが。
だいぶ楽になり、原因も取り除かれれば、薬の量を少しづつ調整して無くしていきます。
精神病院は最終手段
精神病院に行って薬をもらうのは最終手段です。
一番重要なのは、うつ病を引き起こす原因を取り除くことです。
風邪の場合でも、何度も風邪がぶり返すのは、お腹を出して寝てるとか、手洗いうがいをしないとかですよね?
そう言った原因を取り除かないと何度も病気に鳴るだけなので、しっかり原因と向き合うことをしてください。
薬は一時凌ぎでしかないです。
原因を取り除かずに病院に行き始めてもどんどんエスカレートして、薬漬けになった人間の出来上がりです。
大切な人が病院に行くことを渋っている場合
まずなぜうつ状態になっているかを考えてあげましょう。
万が一、もし、あなたに問題がある場合、勧めても逆効果です。
「お前のせいでこうなってるんだからお前がいなくなれば解決するんだよ!」と言ったように神経を逆撫ですることになります。
なぜそんなに辛いのかをしっかり寄り添ってあげて、相手に安心してもらったところで、対処法がない、もしくはあるけどもそれまで辛い気持ちを我慢できなさそうな時に病院を勧めましょう。
すぐに病院を勧めのではなく、辛い原因を一緒に探して、取り除く手伝いをしてあげてください。
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