【うつ病日誌】人間不信だから手当金の申請ができない

うつ病日誌
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日本は比較的人生につまずいた人に対して優しい国だと思う。

例えば手当金。

うつ病で仕事を辞めた僕には、傷病手当、失業手当、労災も降りる可能性がある。

しかし僕はどれも受け取っていない。

 

今回は、受け取っていない理由をまとめたい。

デモデモダッテな理由だ。うじうじした記事になると思う。

 

 

理由を一言で言うと「人と関わりたくないから」になる。

僕のうつ病の症状に人間不信がある。

  • 話すと怒鳴られる
  • 話しても聞いてもらえない
  • 話しても伝わらない

上記の経験から、話すのが怖くなり、聞き手の考えていることを想像するのが怖くなっている。

そして僕を人間不信にした大きな理由が、ブラック企業での洗脳だ。

ブラック企業で3年もの間、ひどい待遇でも耐えられたのはある種の洗脳だったと考えている。

僕が勤めていたブラック企業の社長はとにかくアメとムチがうまかった。

うまく説明ができないのだが、当時の僕はひどい待遇にもかかわらず社長を尊敬していた。

そして「僕が社長のために頑張るんだ!」「この会社のために自分は存在しているんだ!」と考えていた。

 

病気になって、目が覚めた。すごく恐ろしくなった。

3年間信じていたものに裏切られた。

3年間信じ、崇拝していたものが偽物だったとわかった時の喪失感というかなんというか…。

 

 

仕事の内容にも問題があった。取引先の営業と話す時、一言でも間違うと揚げ足を取られ、責任を全部なすりつけられるような緊張状態の毎日。

細かい理由を挙げるときりがないのでこれ以上は割愛する。

 

とにかく3年間、次のような人間しか周りにいなかった。

  • 相手を損得でしか見ようとしない人間。
  • 相手を”どうやって利用しようか”としか考えない人間。

こんな状況で3年間すごしてしまったので、人が怖い。

 

僕自身この考えになってしまうことも怖い。

話す時、ものすごく頭が回転する。

  • 「相手は何を考えている?」
  • 「何が目的で今の発言をした?」
  • 「その発言の裏の意味は?」
  • 「僕をどう利用しようとしている?」
  • 「僕に利益があるのか?」

これに加えて、返答の言葉を考える。怒鳴られないように、相手に伝わるように、意識して。

頭が痛くなる。

 

話を最初に戻す。手当金の話だ。

役所の人間は疑ってかかる。不正受給を防ぐためだ。

そんな相手と接することは今の僕にできない。

 

しかも役所には人がいっぱいいる。騒がしい。

余裕で発狂する自信がある。

 

書類を用意する為に色んな人と関わらなければならない。

会社とも関わるかもしれない。勤怠表や、パワハラの証拠になるような会社のメール、LINEは全部消してしまった…。

 

障壁が多すぎる。

 

手当金が受け取れない愚痴に関しては以上。

 

ここまで書いて、以下のことがわかった。

  • テレビの音が怖い理由
  • 家族の声が怖い理由

人の声を聞くと頭がフル回転するからだ。

これがすごく痛くて怖くて苦しい。

 

部屋のドアが開くのが怖いのも、急に話をされると頭が暴走するからだ。

(部屋のドアが開く=話をされる=頭がフル回転する=怖い)

 

また一つ納得できた。

 

そして、半年前にこのことを家族に伝えたことも思い出した。

やっぱり返事は「大丈夫気にするな」だったなぁ。

 

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