Huluがシステムリニューアルしました。それに伴う不具合による騒ぎが話題になっていますが、この度、Huluから「お詫びと対応について」のメールが届きました。
そのお詫び対応について思ったことを書きます。
Huluのお詫び対応のおさらい
対応内容
以下のうちいずれかを配布
- Huluチケット(1ヶ月分/1,007円)
- Amazonギフト券(1,000円分)
- iTunesコード(1,000円分)
対象者
5/17~5/31の間に会員だった人
- 無料トライアル会員含む
- 現時点で退会している人含む
この人たちの中で視聴に際し不自由をお感じになったお客様を対象
実施方法
Huluのサイト内に「申し込み専用ページ」を作成。
そこから手続きを行う。詳細は後日改めて案内する。
スケジュール
7月中旬 | 申し込みページ開設 |
: | 受付 |
7月下旬 | 受付締め切り |
8月上旬 | お詫びの品配布 |
思ったこと
システム開発においてリリース直後の不具合はまぁ仕方がないと思います。
どんなものにも初期不良はあります。問題は、その後の対応ですよね。
不恰好なミスをしても、その後のリカバリーが素晴らしければ格好がつくものです。
ですが、今回のお詫びメールはとにかくダサい。
どこがダサいかまとめます。
もう技術に頼らねぇぜ!
Huluのリニューアルは、Hulu日本法人が独自にやったことです。どんな思惑があったかなんて知らないですが、Huluのシステムリニューアル〜この対応までをみて思ったことは、
技術力ひっく!
です。
特設ページを作って?そこにアクセスして?手続きをする?
なんでそんなまどろっこしいことをする?
対象の会員のメールアドレスに専用リンクを貼って送信すればいいだけじゃないのか?
特設ページ作るって、会員だったと嘘をついて手続きする人間出てこないか?
僕は今回の対応メールを読んで、
Huluはお詫び対応のためのシステムを作るリソースより、嘘をついているかどうかを見分けるリソースをとったと思いました。
一度失敗しているから、お詫び対応でもシステム的なトラブルは避けたいと感じたんでしょうかね。
そのためお詫び対応ではできるだけシステムの介入を最低限に抑え、人の目視確認による確実さを取りにきたんじゃないでしょうか。
技術で失敗したから技術を使って問題解決することをビビっているとしか思えません。
ダサいなぁ。
コンビニのトイレの張り紙のような文章
お詫びメールの一文ですげえダサいと思ったのが
視聴に際し不自由をお感じになったお客様を対象とさせていただきます
期間中に会員だった客全員対象にしろよ。
不自由の感じ方なんて人それぞれなので、見分けることは不可能。
無料で1000円もらえるなんて、不自由感じなかった人でも手続きされるのはわかっているんだから、こんな文章書くなよ。見苦しい。
例えるなら、コンビニのトイレに書いてある「いつも綺麗にご利用いただきありがとうございます。」みたいな。
遠回しに善意を求める感じがすごくモヤモヤする。
ダサい。
期間限定のお詫び
お詫び対応スケジュールもひどい。
受付が7月中旬〜下旬までの約2週間。
その間に受付した人にだけ対応って…。
当時の会員情報から対象のメールアドレス情報だけ抽出するって何も難しいことないと思いますが、そのメールアドレスと、お詫び対応したかどうかチェックするだけのテーブルを作っておけば、いつでも対応できると思うけどなんで期間限定?
アメリカ本社との何かしらの事情があるんでしょうか。
僕の汚れた目からは「2週間集中してお詫び対応するから許して!」という風にダサくうつります。
まとめ
今回のHuluのトラブルで働いていた時のことを思い出しました。
システム開発はやっぱりどこもおんなじなんだなぁ。と。
こんなに騒ぎになる程のトラブルが起きているのに、定期的に同じような失敗が繰り返されています。
なんで失敗から学べないのかなぁ。
Huluは以前から利用していて、リニューアルしてから使いにくくなったので残念です。
以上、ご覧いただきありがとうございました。
コメント