僕は子供の頃からテレビゲームが好きです。
一度ハマってしまうと時間を忘れて熱中してしまいます。
夜寝る前に1時間やろう、と思って始めて、気がついたら朝になっていた。なんてことがよくあります。
それくらい好きで熱中してしまうのにもかかわらず、ヘタクソなんです。ゲームで遊ぶたびに負けて落ち込みます。
今回は、次のような事について
- なんで自分はこうなったのか
- ゲームとの付き合い方について
自分なりの考えをまとめます。
僕とゲーム
ゲームとの出会い
初めてゲームと出会ったのは3、4歳の頃でした。
いとこの家に遊びに行った時、ニンテンドー64というゲーム機があったのです。それは初めてみたタイプのおもちゃである「テレビゲーム」でした。
その日から僕は必死で親に買ってほしいと頼みました。
僕の家はビンボーとまではいきませんが、経済的に恵まれていませんでした。家にあるおもちゃは全部貰い物でした。
そうであるにもかかわらず、なんと!クリスマスに買ってもらえることになりました。
カセットは、いとこが遊んでいた1人用のゲームである「スーパーマリオ64」が欲しかったのですが、年齢的にまだ早いと言われ、みんなで遊べる「マリオカート」を買って貰いました。
家族でマリオカートで遊んだのを覚えてます。
厳しいルール
僕が成長するにつれて、1人用のゲームも遊ぶようになりました。
しかし、遊ぶ為には厳しいルールがありました。
- 母親から許可をもらう事
- ゲームが出来る時間は1日1時間まで
母親の許可については、母親の気分次第です。
例えば母親がイライラしている時、僕が許可をもらおうとすると必ず拒否されてしまいます。ようやく許可をもらえても遊べるのは1時間でした。
そしてこの1日1時間ですが、この時間は僕だけの1時間ではありません。どういうことか。
僕は3人兄弟です。
…そうなんです。
この1時間は3人の1時間なのです。
つまり、1日にゲームができる時間は1時間を3で割った20分でした。
好きなゲームのジャンル
1日にできるゲームの時間が20分あるかないかの状態だと、できるゲームが限られてきます。
操作に慣れが必要だったり、強くなる為に練習が必要だったりするものは、成長するにつれて自然とやらなくなりました。
具体的にはつぎのようなゲームです。
- アクションゲーム
- 格闘ゲーム
- シューティングゲーム
- レーシングゲーム
そんな僕にちょうど良かったゲームがありました。
ロールプレイングゲーム。通称RPGです。
RPGの特徴は
- 簡単に操作できる→操作方法を覚える時間を使わなくてよい
- レベルを上げると強くなる→ゲームでの強さにプレイヤーのスキルがほとんど関係ない
と、当時の僕にうってつけのゲームでした。
1日20分を使って、コツコツストーリーを進めるのが楽しくて仕方ありませんでした。
ゲームで遊べない日も、次はどうなるんだろうか?と妄想を膨らませて次の日を待ちました。
アクシデント
RPGとその他のゲームの大きな違いは、ゲームでの強さの保存する場所にあります。
RPGでは「レベル」としてゲームデータの中に保存されます。対して、その他のゲームでは「プレイヤースキル」としてプレイヤーの頭に保存されます。
これはRPGの優れている点でもあり、同時に劣っている点でもあります。
まどろっこしい書き方になってしまいましたが、何が言いたいかというと、RPGはデータが消えるとおしまいだと言う事です。
僕は3人兄弟です。
弟が2人います。
データを消されるんです。
1度や2度じゃありません。
何度も何度も…。
ラスボス手前で消されることもありました。意図的なのか間違いなのか分かりません…。
そんなことから、複数のセーブデータが作れるようなゲームはやらなくなりました。
例えばドラゴンクエストですね。
兄弟で共有するとデータを消される可能性があるからです。
あんなに悲しい思いをするくらいなら、遊ばない方がいい。
遊ぶゲームはポケモンくらいでしたね…。
大人になってから
ゲームをするのに母親の許可が無くなった頃からひたすらゲームをやり続けました。今まで出来なかった分を取り返すようにゲームに没頭しました。いろんなジャンルのゲームで遊びました。
それでわかったこと。
- ゲームがヘタクソ
- やめるタイミングがわからない
- 遊べる時間が少ない
順番に説明します。
ゲームがヘタクソ
子供の頃からRPGしかやってこなかったので、それ以外ゲームのコツがわからないんです。1日経つと操作方法を忘れてしまって覚え直さないといけません。
子供の頃に遊んでいれば自然と身につくであろうセオリーやノウハウといったものが全くないので、0から覚えないといけません。
しかし、それらを覚えたとしても、頭でわかっていても、指が思い通りに動きません。長年RPGでゆっくりボタンを押していた自分にとって、ベストなタイミングで特定のボタンを押すのはすごく難しい…。
毎回「あのボタンどこだっけ?」ってなります。
やめるタイミングがわからない
やめるタイミングがわからないんです。
時間を自由に使えるので、子供の時間を取り返すかのごとく、際限なくやってしまいます。
ヘタクソなのもあって、意地になってゲームをやり続けてしまいます。
遊べる時間が少ない
ゲームを買うためにはお金が必要です。
お金のために仕事をやります。
給料を増やすために勉強をします。
お金を稼ぎます。
しかしゲームができない…。
子供の頃よりも少ないんじゃないかと思います。
ゲームで学べること
ゲームはオタクの遊びであって、悪影響しかないと考えている人がいます。
僕はそう思いません。
決して、自分が遊びたいから正当化しているわけではありません。
子供の頃からゲームが好きにもかかわらず、目の前でお預けされたまま遊べなかった人間が感じたことです。
スケジューリング能力
ゲームをやると勉強しなくなると言われることがあります。
その意見は間違いです。
ゲームはうまく使うことで勉強を効率よく出来るようになります。
勉強に重要なのは量ではなく質です。
人間1つのことに使える集中力はたかが知れています。
勉強の時間とゲームの時間をうまく組み合わせることで、勉強と息抜きにメリハリができます。
効率よく勉強でき、効率よく休める能力が備わります。
そして、それを自分で意識して行う、スケジュールする能力がつきます。
この能力ってなかなか手に入れることが難しくて、大人になっても出来てない人がいます。
仕事と遊びのメリハリがつけられなくて、休みの日も仕事のことをかんがえてしまったり、仕事中にゲームの事を考えて集中できなかったり。(僕です…)
この能力をつけるのにゲームは手軽でいい手段です。
判断力
僕はゲームによって判断力がつくと考えてます。
人生は選択の連続です。
- ご飯は何を食べるか
- どんな服を着るか
といった単純なものから
- 中学受験するか
- 高校はどこに行くか、大学は?
- 好きな人に告白するか
といった重要なものまで、あげはじめるとキリがありません。
ですが、今の時代ではよっぽどの問題がなければ、安定したレールの上で最小限の選択で、社会に出れます。
そうして社会に出てしまうと苦労します。
社会では理不尽な選択の連続です。
もしゲームをしていれば、いくらかマシになります。例えば子供の頃にドラクエVの嫁選びを経験していれば、社会の理不尽な選択にいくらか耐性がつくでしょう。
…無理矢理こじつけすぎですかね?
プログラム的な思考力
ゲームによって今の時代に必要な、ITの知識がつきます。プログラム的な思考力が鍛えられます。
例えばゲームでよくある次のような流れです。
- ボスを倒すには勇者の剣が必要
- 勇者の剣は離れた離島にあるので船が必要
- 船を出すには船長を説得しなければならない
この問題を分ける考え方は、仕事でとても重要です。複雑な問題を細かくわかりやすく分ける考え方ですね。
今の時代であれば、プログラミングにとても役立ちます。プログラミングにおいて最も基本的な考えだからです。
そもそもゲームはプログラムで出来ているので、根本的なITの知識を得るにはうってつけです。
子供とゲームの付き合い方
頭ごなしにゲームをさせない親がいます。
そうじゃなくって、子供自身にどこまでやるかを考えさせる方がいいんじゃないかな、と思います。
- 最初は親子でどこまでやるか話し合って、約束する。
- 子供が大きくなると、自分だけで調整するようになる。
- やがて遊びと仕事にメリハリをつけて楽しむ理想的な大人に成長する!
…なんて、うまくいきませんかね。
何がいいたいかと言うと、ゲームは悪だと教えるのではなく、ゲームを利用して教えれることもあるんじゃないかってことです。
例えば、時間の使い方ですね。
僕は今でも苦労してます…。
まとめ
今でも思い出すと泣きそうになります。弟にセーブデータを消された時のこと…。
今はうつ病ニートなので、ゲームがいっぱいできると思いきや!思い通りにできていません。
ヘタクソで自信をなくして気分が落ち込むからです。
ゲームの難易度「練習」で遊んでも負けてしまいます…。
2017年6月にE3で新作ゲームが発表されました。
これから面白そうなゲームがたくさん出ますが、僕にとって生き地獄です…。
以上、ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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