【うつ病日誌】面接行った。浮世離れしてる会社だった。

うつ病日誌
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今日は1社、面接に行った。

2時間30分かかった。長かった…。

 

その内1時間はテストやった。プログラミングとなぞなぞみたいなやつ。

 

プログラミングやるの久しぶりすぎて、テストやるって聞いたときはヒヤヒヤしたけど、普通にできた。

 

なぞなぞはわからなかった。

2問あって、1問は「1時間で燃え尽きる蚊取り線香を使って1時間45分をはかれ」って問題。

もう1問は「1000本の飲みもの中から1本の毒物を見つけるには何人の奴隷が必要か」って問題。

 

全然わからなかった。

 

携帯とスマートウォッチの電源切れって言われなかったから、いつでもカンニングできたんだけど…。しなかった。

なんとか悪魔の自分を押さえ込んだ。

 

帰り道に問題を調べたら、いっぱい出てきた。

 

(カンニングすればよかた。)

遅刻する面接官

面接官は社長だった。

そして遅刻してきよった。

 

事務所が大阪のど真ん中の大きめのビルの中だったから、どんな会社か期待してたけど、ただの中小企業だった。すごいがっかりだ。

 

 

どんな会社で働いていたか聞かれて、今までの苦労話を軽く伝えた。

すると「悪意のある言い方するんだね」って言われた。

 

「未経験でITのこと勉強させてもらったんでしょ?いい会社じゃん。感謝しなきゃ」と言われた。

 

勉強は独学でやってきた。教えてもらったことはない。業務経験については、もっと早くいい会社に移っていれば、こんなひどい体験せずに済んだ。

 

いろいろ伝えた。

 

でも面接官である社長の返事は、

  • でも
  • そうはいっても
  • けれど

 

否定の連続。

 

ブラック企業を擁護してくるこの人が、気持ち悪かった。

この人は苦しんだ僕の視点で話を聞くのではなく、経営者の視点で話を聞いてきた。

うつ病の話

そしてうつ病の話になった。

 

「うつ病ってなに?『会社行きたくなーい』ってなっちゃった?w」

 

ひどい。

 

僕「動けなくなるんです。体が。全く」

 

社長「それはつまり、会社に行きたくないんでしょ?」

 

僕「行きたいんですけど、動かないんです。本当に動かなくなるんです」

 

社長「行きたくないってことだよね?」

 

だめだこりゃ。

 

社長「うちにもついこの間、派遣されてきた人がうつ病って発覚してね。

僕は派遣会社の社長と仲いいんだけど、そのうつ病の子がすごく派遣会社を悪く言うんだよ。

有る事無い事、悪意のある言い方をするんだ。最初は否定してたんだけど、ある日会社に来なくなっちゃって。

よくよく聞いたら、うつ病だったんだよ。

それで初めてうつ病のことを知ったの。

あなたも悪意のある言い方してるから、気になってね」

 

だめだこりゃ。

 

うつ病のこと知らないIT企業ってやばすぎないか?

 

電通で過労死事件があったのもまだ記憶に新しいだろ。

他にもニュースでシステムエンジニアが〜〜みたいなことやってると思うけど…。

 

浮世離れしてると言うか、なんと言うか…。

 

僕「殴られたこともあります」

 

社長「え?」

 

僕「罵声を浴びせられます」

 

社長「」

 

僕「毎日毎日、殴られて怒鳴られて…。一番ひどかった怒られた理由は、接続詞の『てにをは』を間違えたことです。これが、3年間です」

 

社長「…それはぁ、ひどいねぇ…」

 

ひどいんだよ。

いい経験とは思わない。思いたくない。

「いい経験じゃん」

家族にもよく言われた。

 

僕は絶対にそうは思わない。

あんな地獄のような日々を『いい経験』なんて言葉で終わらせたくない。

 

最悪の思い出だ。消し去りたい過去の遺物だ。

 

いい経験だったら、パニック発作も不安焦燥感も出てない。自殺未遂もやってない。

浮世離れしてると言うか…なんと言うか…

社長「いつから来れますか?」

 

僕「1月からと考えてます」

 

社長「あなたいい人だからもう採用したいくらいなんだけどw」

 

それからすごい採用する空気になってきた。

焦った。

 

これまで面接した2社は、今の就活状況を聞いて、内定を断る可能性があるかどうか聞いてきた。

この人は、全く意識してないように感じた。

 

社長「最後に質問ありますか?」

 

僕「お伝えしておきたいことなんですが、現在の就活状況について、今20社くらい応募していて、8社面接を行なっている状況です。もし、ご縁があって、御社から内定をいただくことがあっても、お断りする可能性がある。と言うことをお伝えしておきます」

 

社長「え」

 

社長はキョトンとしていた。

 

おいおい。

 

 

そんな、会社だった。

さいごに

なんか今、調子がいい。

ペラペラ喋って、そこそこ歩いて体を動かしたからなのか、気分がいい。

このまま完全に治ってほしいな。

 

一応、初めての内定になりそうだけど、この会社は嫌かな。

 

病気のことに理解がなさすぎる。

無知の暴力と言うか、相手に悪気はないんだけど、僕が苦しめられるような事が起きるような気がする。

 

ブラック企業を擁護しようとした社長のセンスが気持ち悪かった。

 

一言で『生理的に無理』ってやつだ。

 

以上。また明日。

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