僕がうつ病になった原因と回復に向かった理由と今後気をつけたいこと

体験談
この記事は約6分で読めます。

うつ病になってから1年が経ちました。

最近は就職活動ができるくらいまで回復しました。

 

この1年本当に苦しかったです。

パニック発作、不安発作、自殺未遂…。もう戻りたくありません。

 

気持ちが落ち着いてきたので、今後のためにも今回の体験をしっかりまとめます。

 

今まで何度もまとめようとしたのですが、記憶を掘り返すことでパニックになったり、錯乱したりと、うまくいきませんでした。

今ならやれる気がする。

やるぞ。

うつ病なった原因

パワハラ

ブラック企業で3年間、パワハラされました。

 

仕事でわからないことを質問したら

「なんでそんなこともわからないんだ!」「自分で考えろ!!」

と怒鳴られ、結果、失敗すると「なんで質問しないんだ!」

…と言ったようなオーソドックスなものから、どんどんエスカレートしていき…

 

最終的には接続詞の『てにをは』を間違えただけで怒鳴られるようになりました。

「そこは『て』じゃなくて『に』だろ!」「なんでそんなこともわからないんだ!」

 

喋ることが恐怖で仕方ありませんでした。

口を開けば怒鳴られました。

殴られることもありました。

 

「説教ターイムwww」という掛け声から始まり、怒鳴られました。

もういじめでした。

過重労働

3年間のパワハラには耐えることができました。

でも過重労働には耐えることができませんでした。

仕事を辞める前の最後の3ヶ月間は月の稼働時間が400時間を超えました。

残業時間に換算すると250時間です。

 

地獄でした。

朝は別の会社に出向。夜は自分の会社で朝まで仕事。朝が来たらまた出向。

土日はまた別の会社に出向。

移動中はずっと電話しながらパソコンで仕事。

 

加えてパワハラです。

 

こんだけ会社のために頑張っても怒鳴られるんです。

限界でした。

恋人に浮気され、振られる

パワハラと過重労働に耐えれたのは、恋人のおかげでした。

恋人といると疲れが吹っ飛びました。

 

ですが、400時間働いてる最中、恋人は僕の連絡を無視し続けました。今まで毎日連絡していたのにです。

 

ある日ようやく電話に出てくれました。

恋人が言った一言は「察して」でした。

後ろからは男の笑い声が聞こえました。

 

「浮気したから」

理解のない家族の攻撃

仕事を辞めることができ、僕は実家に帰りました。

 

家族は病気に理解がありませんでした。

  • 「酒を飲んだら忘れる」
  • 「400時間働いた?そんなこと言い始めたら、自分たちは500時間働いてるわ!」
  • 「自分たちの方が辛い思いをしてる」
  • 「前向きに行こう」
  • 「頑張れ」
  • 「誕生日おめでとう!へへへっ」

僕を親戚中に会わせ、近所の人にも言いふらし、どんどん僕の精神が削れて行きました。

 

ここでパニック発作、不安発作、錯乱、いろんな症状が一気に出て来ました。

何度も首を吊りました。

 

錯乱してる僕に対して「誕生日おめでとう!」と言い出した両親の神経を疑います。

もう家族を信じることができません。関わりたいと思えません。

回復に向かった理由

もう自分ではどうすることもできませんでした。

家族も協力的ではなかったので、薬に頼るしかありませんでした。

 

パニックや発作、錯乱と言った症状を抑えることができました。

自分を取り戻すために、薬はすごく役にたつと思いました。

苦しみの原因から逃げる

パワハラや過重労働からは会社をバックレることで解決しました。

恋人のことも忘れるように努めました。

 

問題は家族でした。

何をしても攻撃は続きました。

今は部屋に引きこもり、ドアの前にタンスを置いてドアを開けることができないようにすることで、落ち着いてます。

 

とにかく、自分が苦しいと思うものから距離を置くことが大切だと実感しました。

生活のリズムを作る

この生活をしてれば助かるんだ。というような支えを作りました。

夜は9時に目を閉じて、頑張って寝る。

朝は6〜8時くらいに目を覚ます。

家族が仕事でいなくなる朝9時頃にリビングで朝ごはんを食べて、トイレ、お風呂を済まし、昼12時に昼ごはん。

夜ご飯は食べません。家族と関わってはいけないので。

 

あとは引きこもってる部屋で、夜になるまで待つ。

これを半年続けました。

このリズム以外考えないようにしました。

ただひたすら耐える

とにかく耐えるしかありませんでした。

どんなに引きこもって、布団をかぶっても、家族のでかい声が部屋まで響くんです。

部屋に突然入ってくるのではないだろうか。突然入って来てまた僕を責めて来るんじゃないか。

怖くて怖くて仕方ありませんでした。

本当に苦しいんです。

 

今思えばなんで行きてるのかがわかりません。

僕は身長が高いので、どう頑張って首を吊っても足が着いてしまいました。それが一番大きいと思います。

今後気をつけたいこと

すぐに逃げる

「精神的にきつい」と感じ始める前を見極めて、身を引くべきだと思いました。

「やめて」と言ってもわかってもらえることは少ないです。

話しても伝わることは”ない”です。

どんなに抵抗しても、どんどん心が消耗していくだけです。

 

この人危ないな。と感じたらすぐに逃げようと思いました。

受け流す

僕は今までどんな人の話でも真に受ける癖がありました。

 

これからは「こいつ、バカなんだな」と考えて、できるだけ真に受けないように、右から左に受け流すように生きていこうと思いました。

吐き出す

1日に辛いことがあっても、明日に引きずらないようにしたい。

そのためには、1日のことを外に吐き出して、忘れてしまおうという作戦。

 

話すことで吐き出せればいいのですが、僕の周りには我が強い人間が多く、人の話を聞かないのはもちろん、ひどいときだと「そんなの、私の〜〜に比べたら」と競ってきます。

 

話せないのなら、書くしかない。ってことで、このブログを使って、広い広いネット上に辛いことを流してしまうことで、忘れてしまおうと思いました。

さいごに

最近よく言われるのが「いい経験だったね」って言葉です。

僕は絶対にそうは思いません。

こんな経験、しても意味がありません。

 

うつ病の人の気持ちがわかるようになる?そんなわけありません。

 

うつ病の人の気持ちは本人しかわかりません。

 

うつ病の人をうつ病の人が救うことは絶対にできません。

 

本人が1人で耐え抜くしかないんです。

それが、僕がうつ病になって学んだことです。

 

2017年は何もせずに終わったな…。

年末、親戚で集まらないといけない。

肩身の狭い思いをしないといけない…。

 

はぁ。

 

以上です。

コメントについて

最後までご覧いただきありがとうございます。

現在コメントへの返信は行なっておりません。

ただ、頂いたコメントはありがたく拝見させて頂いております。ありがとうございます。

コメント

  1. おはようございます。
    うつ病を回復できて何よりです。
    うつ病になった原因を見せて貰うとパワハラに口が軽い親御さんがご近所や身内の方に言い触らすなんて酷いですね。こんな内容なら管理人さんでなくても誰がうつ病に悩まされても不思議ではないですね。
    自分の知り合いにうつ病に悩まされている方がいるので管理人さんのブログを見せてあげたいくらいです。今後は今うつ病に悩まされている方が回復できる手助けをしてあげて欲しいですね。応援させていただきます。

タイトルとURLをコピーしました