「月に3日しか出勤しない人もいます」パプアニューギニア海産という会社がすごい。ご存知ない方はリンクを貼っておきます。
働きたい人が働きたい時だけ働く。これを3年も続けているってすごい…。
でもこれって、どんな会社でもできると思った。
僕は以前、建築金物の専門商社に勤めていたことがある。
そこでは土曜日も出勤しなければならなかったのだが、上司に理由を聞いたところ。
「取引先の大企業がやっているんだから、休むわけにはいかないだろう」
すごく印象に残っている。
他の取引先も土曜日出勤していたので、それとなく理由を聞いてみたが、いうことはみんな同じ。
「どこかの会社がやっているから、休むわけにはいかない」
みんな誰かが働いているから働いていたのだ。
商社なので、取引してくれる人がいるので、金が派生するかもしれない日に休むのは勿体無いというのはわかる。
でも僕は、この「誰かが働いているから働く」連鎖をすごく馬鹿らしいと思った。
休む。誰かがこの行動を取るだけで、みんな土曜日出勤しなくて済むのに。
この思い切った行動を後押しするために、”働きたい人が働きたい時だけ働く”制度はいいんじゃないだろうか。
パプアニューギニア海産は工場でルーチンワークが多い仕事だから、この制度ができたと思われるかもしれないが、業種は関係ないと思う。
なぜなら例えば社員が病欠した時、忌引した時などを考えて欲しい。
なんだかんだで仕事は回るだろう。
それの究極系だと思えばいい。
むしろ、病欠や忌引きの時よりうまく回るはずだ。
社員全員が明日休むかもしれないと意識すると、自然と、毎日完璧に引き継ぎの用意がなされることになる。
そして“この人がいないとできない”という業務がなくなる。
そんな単純な話じゃないのかなぁ…。
給料の問題などはあるどうとは思うけど、休むことの自体はそんなに難しいことじゃないと思う。
試してみる価値は絶対にある。
フットワークの軽いIT企業から動き出してくれないだろうか。
IT企業にはものすごく適している労働方法だと思う。
納期のあるクリエイティブ系の職業には向かないと思われるかもしれないが、納期はあってないようなもの。
リスケジュールされない納期を見たことがあるか?
見たことがあっても、かなり稀なはずだ。
納期はあってないようなもの。働きたい時だけ働けばいい。
IT企業では「仕事のタスクにあげるほどではないけど、誰かがやらないといけない雑用プログラミング」みたいな仕事が結構ある。
みんな、気付いた時、暇な時、何かのついでにこの作業をやるのだが、みんなやりたいとは思っていない。
まずはこれを利用して始められないだろうか。
例えば雑用プログラミングを完全出来高性にして、やりたい人がやる仕事にする。
ここから徐々にやりたい人がやる仕事を増やしていき、最終的に”働きたい人が働きたい時だけ働く”ようにならないだろうか。
…ここでうつ病ニートが何語ってもどうしようも無いんだけど。
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