楽だ。すごく楽。今日は快適に過ごせた。
ただ、なぜかご飯を落ち着いて食べることができなかった。あんまり噛まずに飲み込んだ。
明日はゆっくり食べることを意識したい。
一度だけ、元職場の記憶が襲って来た。
社長との記憶。
社長は何でも自分の手柄にしていた。僕がいっぱい資格をとったのは「社長が教えたから」ということになっている。
実際は違う。僕は誰からも教わっていない。完全に独学で、ひどい環境の中で頑張って来た。
今、勉強していると「俺のおかげだ」と言う社長の顔が浮かぶ。
将来社会復帰して、仕事についたときを想像する。「俺のおかげで今がある」と言う社長の顔が思い浮かぶ。
何をやっても、社長の気持ち悪い笑顔が現れて来る。
あいつの掌の上で転がされているような、すごく気持ち悪い感覚がする。
何をするにも「社長が言っていたことだからやりたくない」と拒否反応が出てくる。
今やっている英語の勉強もそうだ。もともと僕がやりたいから勉強しているのに。
全部僕が選んだ。僕が頑張った。誰にもサポートしてもらったことはない。お金も、時間も、全部犠牲にして頑張った。
僕だけの力でここまでこれたんだ。
何度も壊れそうになった。でも必死で頑張って来た。
結局最後は壊れたけど…。
関係ないんだ。
もう一生会うことは、ない。会いたくない。
見たくない。知りたくない。
忘れよう。
電話がかかって来たらどうしようか。
電話帳や、電話の履歴は全部消してしまったので、あいつらの電話番号がわからない。
でもあいつらは、僕の電話番号を知っている。
いいか。かかって来たら、暴言吐いて、すぐに着信拒否すればいいか。
気にしちゃダメだ。
あんなクズ達のことを考えれば考えるほど損だ。
「社長が言っていたことだからやりたくない?」関係ない。
僕が考えて、僕が選ぶ。
「社長のおかげ?」逆だ。
社長は、僕のやっていることを、後から口に出しているだけだ。
あくまで僕が先を走っている。
それを社長が勝手に「俺の手柄だ」と笑っているだけ。
そんなもの聞かなきゃいい。見なきゃいい。
僕は僕が選んだ道を行く。勝手に言ってろ、笑ってろ。
気にするだけ無駄だ。
誰のためでもない。自分のペースで、自分のことだけを考えて、歩いて行こう。
以上。また明日。
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